新天地でのトラブルに巻き込まれつつも、リーゼと名乗る青年実業家の元で働くことになった、故郷の慣習と複雑な生い立ちのせいで「名前のない」主人公。
夜店で出会った少女は、偶然にもリーゼの教え子だった。
名前のない主人公と、雇い主のリーゼを見て、思わせぶりなことを言う彼女だが…?
(32ページ/続き物)
主人公
村に残る慣習と、生まれ育った環境のせいで、自分の「名前」を持たない少年。
17歳の誕生日に生まれ育った村を出て、慣れない都会へやってきた。姓はユースクリフ。童顔のため実年齢より2〜3歳幼く見える。
幼い頃に両親を亡くしたことに起因して、古くから伝わる村の慣習により親から名前をもらうことができず(また、どちらの親にも似ない珍しい髪の色をしていたため)不遇な幼少期を過ごしてきた。
世間知らずで気弱だけど、ここぞという時には言いたい事を言う性格。
悪漢に絡まれていたところを助けてくれた青年・リーゼの元で働くことになる。
マオラ・パーセル
幼い身ながら、旅芸人として一人で生活しているらしい謎の子供。
なぜかネコのような耳やしっぽが生えている。まっすぐ切りそろえた金髪と真っ赤な目立つ服が特徴。
外見年齢は12歳くらいだが、実際の年齢や出身地などすべてが不明。
かわいい容姿に反して強引でなかなか腹黒く、処世術に長けている。
世の中のことをよくわかっていない主人公のことを馬鹿にしているようで、時に気にかけているようなそぶりも見せる。
その意図は一切不明。
リーゼ・クレインテイム
都会でアパルトメントの一室を借りて、自営業を営んでいる青年実業家。
世界有数の教育機関・グラハムテーザ国立学院の卒業生でもあり、その知識の幅もあって仕事の内容は様々な方面に及ぶ。
常に丁寧な口調で一見物腰柔らかだが、その発言には、時と場合と相手により刺が混ざる。
職業斡旋所になんらかの条件で求人を出しており、主人公を助け、雇ってくれたのもそれがきっかけらしい。
その求人の内容には、なんらかの個人的な思惑が隠されているようだが…?
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