釐於子
(リオス)
西方の街・虎白(コハク)郡にて、住居区の私服警備兵を務めていた青年。
行方不明になった元同僚の行方をずっと探していたが、とある雨の夜に、路地裏で倒れていた星亜(セイア)を拾ったことで、街を収める太守こそがその黒幕だったことを知る。
星亜の逃亡に手を貸す際に『王国』の法に触れたことを咎められ、しばらく星亜を監視するように命じられて、二人で行動を共にすることに。
仕事にはあまり熱心でないが、そこそこ義理堅い性格。基本的に難しい話は苦手。
星亜
(セイア)
名前以外は全てが不明の、謎の魔術師。
本来なら特権階級であってもおかしくない立場だが、どこの地域にも所属することなく、虎白郡で長年幽閉されていた。
元々の性格なのか、環境がそうさせたのかはわからないが、他人とは必要以上に距離を置きたがる節がある。
虎白郡で拘束される前は、南方の一都市を治める太守・彩緋(サイヒ)との交流があったらしい。
麻嗚蘿
(マオラ)
西方の支配者・慧畄瑳(エルサ)の元で飼われていた、オスのフクロウ。
星亜のことを監視・報告するようにと釐於子に預けられ、情報伝達のために定期的に飼い主と釐於子たちの間を飛び回っている。
人懐っこく、頭を撫でてもらうのが好き。
好きな食べ物はネズミだけど、わりとなんでも食べる。
C91新刊永遠に続け 4
2016年12月31日発行 B5/68P/600円
なにもかもが正反対すぎて時に反発しあいながらも、奇妙な縁で共に過ごすことになった二人と一羽。
街から街へと移動を繰り返して数ヶ月…『祭』の時期がやってきた。
『祭』の準備で華やかに飾り付けられ、喧騒が増しゆく街の様子とは裏腹に、星亜の心中は穏やかではなかった。
祭事で讃えられ、語られている『王国』の成り立ちに潜む影。
自分が好奇心からその暗部に触れたことで、友人が辿った末路。
救いたくて奔走した、その結果。
そのすべてを…思い出してしまうから。
架空の世界を舞台としたシリーズ漫画、『楽園に還れ』第2章の、4話目です。
永遠に続け 3
2016年8月14日発行 B5/40P/400円
太守・砒削の横暴から逃れ、隣の街まで移動した二人は、西方の地を収める『支配者』に出会う。
王国に無断で『契約』を結んだ二人を咎めることなく、解放する条件は、『契約』が切れるまでの間、釐於子が星亜に同行して様子を監視・報告すること。
成り行きから一緒に旅をすることになった二人だったが…?
『楽園に還れ』シリーズ第2章の、3話目です。
永遠に続け 2
2015年8月16日発行 B5/36P/400円
謎の罪人・星亜(セイア)を捕えに来た兵士たちに、行方不明になった同僚の情報を尋ねて、街を治める太守の館へと招かれた警備兵の青年。
彼を待ち受けていたのは、変わり果てた同僚と、高みからそれを眺める太守の姿だった。
『楽園に還れ』シリーズ第2章の、2話目です。
永遠に続け 1
2014年12月30日発行 B5/32P/400円
はるか昔。人が、寿命を持たず、老いも渇きも知らず、永遠の存在だった頃。
とある街で警備兵をしている青年は、雨の日に倒れていた人影を見つけ介抱する。その首には、重罪人に嵌められる枷がつけられていた。
シリーズ漫画「楽園に還れ」第2章の初めの話です。1章とは完全に独立した話なので、ここからでもお読みいただけます。
幻影に望め 1
2015年12月31日発行 B5/44P/400円
「キミたちは、遠い昔に生きた人々の姿と記憶を持っている」
謎の猫耳の子ども・マオラに、衝撃の事実を告げられてから数週間。
「僕」たちは、マオラが会って欲しいと望む人の元へ旅立っ……たりはせず、まだ街にいた。
そんな「僕」たちに、業を煮やしたマオラは…?
「かつて人は『永遠』の生命を持っていた」という架空の世界を舞台としたファンタジー群像劇、『楽園に還れ』第3章、1話目。
時間軸的に、1章の続きのお話になります。
楽園に還れ 総集編
2014年8月17日発行 A5/172P/1000円
生まれ育った村の風習で、自分の「名前」を持っていない一人の少年。
彼が、村を出て出会ったのは、なぜか自分に興味を持つ猫耳の少年と、既知の友人のように話しかけてきた青年たちだった…?
シリーズ漫画「楽園に還れ」1章の1~4巻総集編です。
どこから読んだらいいかわからない、という方はとりあえずこの1冊からどうぞ!
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