釐於子
(リオス)
西方の街・虎白(コハク)郡にて、住居区の私服警備兵を務める青年。
行方不明になった元同僚の行方をずっと探していたが、とある雨の夜に、路地裏で倒れていた星亜(セイア)を拾ったことで、街を収める太守こそがその黒幕だったことを知る。
星亜の逃亡に手を貸す際に『王国』の法に触れたことを咎められ、しばらく星亜を監視するように命じられて、二人で行動を共にすることに。
星亜
(セイア)
名前以外は全てが不明の、謎の魔術師。
本来なら特権階級であってもおかしくない立場だが、どこの地域にも所属することなく、虎白郡で長年幽閉されていた。
束縛から逃れた代償に、釐於子と共に過ごすよう命じられた日々の中で、思い描くのはかつての友人・彩緋(サイヒ)のこと。
自由を求め、好奇心に誘われるままに動いた末路を悔いているが、決してその胸の内を他人に明かすことはない。
麻嗚蘿
(マオラ)
星亜のことを監視・報告するよう命じられた釐於子が、情報伝達用にと渡されたフクロウ。
人懐っこく、頭を撫でてもらうのが好き。たくさん食べる。オス。
C90新刊永遠に続け 3
2016年8月14日発行 B5/40P/400円
太守・砒削の横暴から逃れ、隣の街まで移動した二人は、西方の地を収める『支配者』に出会う。
王国に無断で『契約』を結んだ二人を咎めることなく、解放する条件は、『契約』が切れるまでの間、釐於子が星亜に同行して様子を監視・報告すること。
成り行きから一緒に旅をすることになった二人。
一方、釐於子と行動を共にすることになったのがきっかけで、星亜はかつての知人のことを思い出していた。
架空の世界を舞台としたシリーズ漫画、『楽園に還れ』第2章の、3話目です。
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永遠に続け 2
2015年8月16日発行 B5/36P/400円
謎の罪人・星亜(セイア)を捕えに来た兵士たちに、行方不明になった同僚の情報を尋ねて、街を治める太守の館へと招かれた警備兵の青年。
彼を待ち受けていたのは、変わり果てた同僚と、高みからそれを眺める太守の姿だった。
『楽園に還れ』シリーズ第2章の、2話目です。
永遠に続け 1
2014年12月30日発行 B5/32P/400円
はるか昔。人が、寿命を持たず、老いも渇きも知らず、永遠の存在だった頃。
とある街で警備兵をしている青年は、雨の日に倒れていた人影を見つけ介抱する。その首には、重罪人に嵌められる枷がつけられていた。
シリーズ漫画「楽園に還れ」第2章の初めの話です。1章とは完全に独立した話なので、ここからでもお読みいただけます。
幻影に望め 1
2015年12月31日発行 B5/44P/400円
「キミたちは、遠い昔に生きた人々の姿と記憶を持っている」
謎の猫耳の子ども・マオラに、衝撃の事実を告げられてから数週間。
「僕」たちは、マオラが会って欲しいと望む人の元へ旅立っ……たりはせず、まだ街にいた。
そんな「僕」たちに、業を煮やしたマオラは…?
「かつて人は『永遠』の生命を持っていた」という架空の世界を舞台としたファンタジー群像劇、『楽園に還れ』第3章、1話目。
時間軸的に、1章の続きのお話になります。
楽園に還れ 総集編
2014年8月17日発行 A5/172P/1000円
生まれ育った村の風習で、自分の「名前」を持っていない一人の少年。
彼が、村を出て出会ったのは、なぜか自分に興味を持つ猫耳の少年と、既知の友人のように話しかけてきた青年たちだった…?
シリーズ漫画「楽園に還れ」1章の1~4巻総集編です。
どこから読んだらいいかわからない、という方はとりあえずこの1冊からどうぞ!
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