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楽園に還れ 3 あらすじ

「魂の転生なんて信じない」と言いつつも、求人を通してかつての仲間を探し、主人公に対して他の人物の面影を重ねていたリーゼ。

一方その頃、二人の男女が、同じように求人をきっかけに街へ移り住んでいた。

次々に出会う人物から語られる、自分に似ているという自分ではない誰かの記憶。

そして、何かを知っていそうだけど、肝心なことは何ひとつ語らないマオラ。

それぞれの思惑が入り混じる中、なにも知らない主人公は…?

(38ページ/続き物)

キャラクター

主人公イメージ

主人公

村に残る慣習と、生まれ育った環境のせいで、自分の「名前」を持たない少年。

17歳の誕生日に生まれ育った村を出て、慣れない都会へやってきた。姓はユースクリフ。童顔のため実年齢より2〜3歳幼く見える。

幼い頃に両親を亡くしたことに起因して、古くから伝わる村の慣習により親から名前をもらうことができず(また、どちらの親にも似ない珍しい髪の色をしていたため)不遇な幼少期を過ごしてきた。

世間知らずで気弱だけど、ここぞという時には言いたい事を言う性格。

悪漢に絡まれていたところを助けてくれた青年・リーゼの元で働くことになる。

マオライメージ

マオラ・パーセル

幼い身ながら、旅芸人として一人で生活しているらしい謎の子供。

なぜかネコのような耳やしっぽが生えている。まっすぐ切りそろえた金髪と真っ赤な目立つ服が特徴。

外見年齢は12歳くらいだが、実際の年齢や出身地などすべてが不明。

かわいい容姿に反して強引でなかなか腹黒く、処世術に長けている。

世の中のことをよくわかっていない主人公のことを馬鹿にしているようで、時に気にかけているようなそぶりも見せる。

その意図は一切不明。

リーゼイメージ

リーゼ・クレインテイム

都会でアパルトメントの一室を借りて、自営業を営んでいる青年実業家。

世界有数の教育機関・グラハムテーザ国立学院の卒業生でもあり、その知識の幅もあって仕事の内容は様々な方面に及ぶ。

常に丁寧な口調で一見物腰柔らかだが、その発言には、時と場合と相手により刺が混ざる。

遥か昔に生きた「世麓(セロク)」という青年の記憶を持っており、かつての仲間たちを探しだすために、職業斡旋所に特殊な条件の求人を出していた。

主人公を助け、雇ってくれたのもそれがきっかけらしい。

マキアーナイメージ

マキアーナ・カラメリザ

リーゼの家庭教師先の教え子で、明朗快活な少女。16歳。

いわゆるお嬢様で、本人の希望で専属の家庭教師を頼んだだけあって、頭もいい。

リーゼと同じように、はるか昔の時代を生きた「勠南(リクナ)」という女性の記憶を持つ。

かつて自分が特権階級だった頃の、記憶と権力に魅入られている。

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