誕生日に、生まれ育った村を旅立ち、街での生活を臨んだ一人の少年。
そこまでは、きっと世界の何処かで、常に繰り広げられている物語。
たた、ひとつ違ったのは……。
その少年には、名前がなかった。
(30ページ/続き物)
主人公
村に残る慣習と、生まれ育った環境のせいで、自分の「名前」を持たない少年。
17歳の誕生日に生まれ育った村を出て、慣れない都会へやってきた。姓はユースクリフ。実年齢より2〜3歳幼く見える。
幼い頃に両親を亡くしたことに起因して、古くから伝わる村の慣習により親から名前をもらうことができず(また、どちらの親にも似ない珍しい髪の色をしていたため)不遇な幼少期を過ごしてきた。
世間知らずで気弱だけど、ここぞという時には言いたい事を言う性格。
マオラ・パーセル
幼い身ながら、旅芸人として一人で生活しているらしい謎の子供。
なぜかネコのような耳やしっぽが生えている。まっすぐ切りそろえた金髪と真っ赤な目立つ服が特徴。
外見年齢は12歳くらいだが、実際の年齢や出身地などすべてが不明。
かわいい容姿に反して強引でなかなか腹黒く、処世術に長けている。
世の中のことをよくわかっていない主人公のことを馬鹿にしているようで、時に気にかけているようなそぶりも見せる。
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